子どもたちの夏休みがいよいよ始まった最初の週末。梅雨明けした関東や東海を中心に全国各地で猛暑日となりました。こうした中、各地のイベントは多くの家族連れでにぎわいました。

朝から強い日差しが照り付けた東京・江戸川区の行船公園では、子どもたちが水遊びを楽しんでいました。東京都心は20日、35.8度まで気温が上がり、12日ぶりに猛暑日となりました。

行船公園では、夏の風物詩「金魚まつり」が20日から始まり、子どもたちが金魚すくいにチャレンジしていました。

参加した子どもは「あんまりとれないと思ったけど、きれいにとれてうれしかったです」と話しました。

会場では1匹2万5000円の高級金魚など、さまざまな金魚の展示販売も行われています。

参加者:
涼しそうですよね。夏はいいんじゃないですか。

20日は、梅雨が明けた関東や東海などで特に気温が上がり、静岡市で38.9度、東京・府中市で38.0度を観測。19日を上回る全国139地点で猛暑日となりました。

そうした中、三重県と和歌山県の県境を流れる北山川で、観光筏(いかだ)下りが始まりました。水しぶきを上げながら急流を下る筏。全長30メートルほどで、約5.5kmのコースを1時間ほどかけて下ります。20日は、124人が乗り込み、激流を下るスリルと大自然の景色を楽しんでいました。

一方、北海道・厚沢部町で開かれた「あっさぶふるさと夏まつり」では、町の特産のジャガイモ、メークインを使った巨大コロッケを揚げるイベントが行われ、多くの人が集まりました。
コロッケの大きさは直径約2メートル。約900人分に切り分けられ、来場者に無料で振る舞われました。

来場者は「衣がカリカリ、芋がねっとり、バランスがとれてておいしいです」「けっこう甘めで優しい味がします。ソースと合います」と話し、ホクホクのコロッケに舌鼓を打っていました。

本格的な夏となり、心配なのが水の事故です。

神奈川・大磯町のプールで行われた子どもたちを対象にした安全講習。海上保安官が教えているのは、水の中で体を浮かせる方法です。少し水が入ったペットボトルは風で飛ばされることがないため、長い時間浮いていることができるといいます。

湘南海上保安署・海寳朝日さん:
自分がもし(水の中に)落ちてしまった場合、楽な姿勢で浮いて待つというのがすごく大事になります。

講習を受けた参加者は「浮いた!(いつもより浮いた?)うん」「いっぱい鼻に水が入って難しかった」と話し、参加者の母親は「夏で海とかに出掛ける機会があるので、練習できるのがいいなと思いました」と話していました。

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