残暑厳しい日々が続いていますが、早くも「秋の味覚・サンマ」の話題です。
今年は豊漁ともいわれる中、福岡のサンマ価格はどうなるのか取材しました。
秋の味覚の代表格「サンマ」。
脂がのってジューシーな焼きサンマは、魚好きにはたまりません。
サンマの水揚げ量日本一を誇る北海道・根室市の花咲港では16日、待ちに待ったサンマの「初水揚げ」が行われました。
映像を見る限りでは活きのいいサンマたちが次々と水揚げされ、今年は「大漁」のように見えます。
実際のところはどうなんでしょうか?
◆漁業者
「去年よりはいい。若干いい。今後に期待したい」
Q.どう食べてもらいたい?
◆漁業者
「おいしく」
初水揚げされたのは約67トン。
なんと去年の140倍の量です。
競りの最高値は1キロあたり724円。
過去最高値を記録した去年の1キロ14万400円を大幅に下回りました。
地元の鮮魚店では「1匹80円」で売られていました。
◆買い物客
「これくらいの値段なら家族で食べられる」
◆買い物客
「なめろうにしたり、シンプルに焼いて食べたい。すごい新鮮。ちょっと細いのかな」
◆買い物客
「焼いて食べたい」
順調な滑り出しを見せた今シーズンの「サンマの水揚げ」。
そんな中で、これから九州や福岡で販売される「サンマの価格」はどうなるのか?
専門家はー
◆近畿大学 有路昌彦 教授
「去年よりは量が増えると予測が出ているので、九州エリアにも回ってくる量は去年よりはましかなと。スーパーマーケットとしても、サンマは客を寄せる大事な商材ですので、バンっと塩サンマが1匹100円くらいで入るのでは」
近年の不漁続きで漁獲量が年々減少傾向にあり、おととしは福岡市内のスーパーでも1匹300円以上で売られていたサンマですが、今年こそ「庶民の味」としての復活が期待されます。
その一方で、水産庁は今シーズンの来遊量も昨年並みの低水準になると予想していて、今後の動向が注目されます。
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