静岡市消防局は、マインナンバーカード使って搬送する患者の情報を把握する「マイナ救急」の実証実験を開始します。迅速かつ円滑な救急活動につなげたい考えで、8月20日にデモンストレーションが行われました。

消防庁は全国67の消防本部と連携し、マイナンバーカードを使って救急搬送する患者の情報を確認する「マイナ救急」を試験的に行っています。

県内では静岡市消防局と浜松市消防局、それに磐田市消防本部で23日から実証実験が始まり、20日は静岡市消防局でデモンストレーションが行われました。

マイナンバーカードを救急車に備え付けたタブレットで読み込み、名前や年齢など基本的な情報に加え、普段使っている薬や過去の受診歴も把握し迅速な搬送につなげることが狙いです。

静岡市消防局 救急課・矢部哲也 消防司令:
現場で混乱する傷病者や関係者が正確な情報を救急隊に伝えられないことがあります。マイナンバーカードを活用することで、病歴やお薬情報を確実に正確に得ることができます。現場の滞在時間、病院が決まるまでの時間、そういったものが短縮できるのかが一番大きい

消防庁はマイナ救急の効果を検証した上で、2025年度中の本格稼働を目指しているということです。

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