福岡県大牟田市の病院で男性職員が体に障害がある入院患者に虐待を繰り返していた問題で、福岡県が調査結果を明らかにしました。
◆福岡県福祉労働部 山田晶子次長
「障害がある方に対する人権尊重の意識が欠けていた行為が認められ、県として非常に遺憾に感じている」
今年5月に発覚した国立病院機構「大牟田病院」での患者への虐待行為について、福岡県は23日、障害者虐待防止法に基づく各自治体による調査が終了したとして結果を公表しました。
虐待を行っていたのは男性職員4人で、9人の入院患者に対する性的虐待のほか、身体的、心理的な虐待合わせて14件が認定されたということです。
県は早ければ9月中にも大牟田病院から提出される改善計画をもとに再発防止に努めるほか、県内の他の障害福祉サービス事業所などに虐待防止の取り組みの徹底を呼びかけるということです。
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