口で棒をくわえてクルクルと、まるでバトントワリングをしているようなカピバラが、東京都内のふれあい動物園で撮影されました。

カピバラは約10秒間、棒を落とすことなく回し続けていました。

2年ほど前からカピバラを撮影する“カピ活”を行っているという撮影者は、「これは見たことがなかったので面白いなと思いました。器用ですね。自分が手でやろうと思っても、落としてしまうと思う」と話します。

なぜ、カピバラは棒を回していたのでしょうか。

その謎を解き明かすべく、撮影された現場へ行ってみると、棒回しをしていたリンスちゃんがまったりとお風呂に入っていました。

この日も動画と同じように木の棒をくわえますが、回すことはなく、少しかじるとその場に落としてしまいます。

なぜあの日は、クルクルと回していたのでしょうか。
飼育員によると、遊んでいたわけではないといいます。

アニタッチ東京ドームシティ店長・滝口優さん:
実はあれ歯磨きをしておりまして、カピバラたちは生きている間、ずっと歯が伸び続ける生き物。自分でお手入れをしている瞬間。

なんと木の棒をかじって歯磨きをしている時に、偶然起きたスゴ技だったのです。

一体、どのくらいの頻度で棒回しをするのかというと…。

アニタッチ東京ドームシティ店長・滝口優さん:
(棒を)くわえることは多々あるが、あの動画みたいに上手にクルクル回してはいない。

毎日世話をしている飼育員ですら、なかなか見ることのない貴重な瞬間だったようです。

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