講演する報道カメラマンの宮嶋茂樹氏=22日午後、奈良市の奈良ホテル(甘利慈撮影)

奈良「正論」懇話会の第91回講演会が22日、奈良市の奈良ホテルで開かれ、報道カメラマンの宮嶋茂樹氏が「不肖・宮嶋 砲撃されたらサヨウナラ」と題して講演した。

宮嶋氏は冒頭、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘に関連し、過去に中東に入ったときの写真を紹介。「イスラエル軍は動くものは全て撃つスタンスで、自分の車も撃たれた」と振り返り、今回の戦闘ではさらに現地入りが難しいと指摘した。

一方、ロシアに侵攻されたウクライナの首都キーウ周辺を訪れた際は、ロシア軍に住宅や車両が破壊されていたものの、食生活は豊かだったと打ち明けた。ウクライナの高い食料自給率に触れた上で、自給率が低い日本について「戦争を仕掛けられ、海上封鎖をされたらどうなるのか痛感した」と述べた。

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