京都府北部を代表する初夏の味覚「丹後の海 育成岩がき」の出荷が12日から始まった。今年は8月中旬までに、昨年並みの約23万個の出荷が見込まれている。
三方を山に囲まれている府北部の内湾は山から豊富な栄養分を含む水が流れ込むため、エサのプランクトンが豊富で、カキの養殖に適しているとされる。
京都府漁業協同組合は舞鶴湾(同府舞鶴市)や栗田湾(同府宮津市)、伊根湾(同府伊根町)などに浮かぶ養殖いかだで3年以上かけて育てられた殻付き重量が300グラム以上のイワガキを「育成岩がき」としてブランド化している。天然のイワガキと比べて身が約1・5倍大きく、濃厚でクリーミーな味わいが特徴。浄化処理を行い、生食用として提供する。(橋本亮)
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