岐阜県高山市の荘川町では、川を上流に向かって涼みながら自然を満喫する「シャワークライミング」を楽しむことができます。暑い日に行きたくなるスポットです。

名古屋から車で約2時間の岐阜県高山市の荘川町(しょうかわちょう)は、山と川が美しい自然に囲まれた町です。この町の川では、水しぶきを浴びながら上流に向かう「シャワークライミング=沢登り」を体験することができます。

今回は、岐阜県の各地でガイドをしている川のスペシャリスト、ODSSリバーベース長良川の臼井健悟さんに案内をしてもらいました。

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ウエットスーツとライフジャケットに着替えて訪れたのは日本海に向かって流れる、庄川(しょうがわ)です。

川の流れに逆らいながらごつごつとした石の上を進むと、深そうな場所が目の前に。ここは泳いで渡ります。

水温は夏でも15度ほどで、川の水を全身に浴びて泳ぐのは、まさにひんやり体験です。全身を使って険しい岩をさらに乗り越えて進んでいくと、目の前に勢いよく流れ落ちる滝が現れ、ここはジャンプして川に飛び込みます。

最後の難関は高さおよそ15メートルの「魚帰り(うおがえり)の滝」です。

川を上ってきた魚も、この滝は越えられないと名前がついたといいます。勢いよく流れ落ちる滝のなか、岩を手で掴んで登って滝の“頂上”へ。

頂上からは太陽と水が反射して美しく輝く自然を眺めることができます。

自然を満喫しながら川を登ること約3時間、ゴール地点には湧き水が流れていて、飲むと疲れた体に染み渡ります。

清流を体いっぱいに感じる庄川の「シャワークライミング」は小学生から体験でき、中学生以上が7700円、小学生が6600円です。

シャワークライミングのコースが庄川の時は「OD-FARM荘川」(荘川町牧戸395-1)が集合場所です。別の川がコースの時は集合場所が異なることがあります。

集合場所から車で10分ほどの所には、日帰り温泉「桜香の湯(おうかのゆ)」があり、沢登りで冷えた体を芯から温めることができます。

ポンプで汲み上げるのではなく自然に湧き出した「自墳泉(じふんせん)」で、湯温が42度ほどと、温度が高いのが特徴です。

自然に囲まれた露天風呂で、ぬるぬるとした泉質は美肌になると人気だということです。

2024年8月14日放送

(東海テレビ)

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