新潟から全国に誇りたいグルメ。今回は県内ではあまり見かけない「焼きそば専門店」を紹介します。その味は母と娘の連携で作り上げるモチモチ食感がクセになる焼きそばです。
専門店ならではの“モチモチ食感”焼きそば!
新潟市西蒲区巻にある、焼きそば専門店「とも」。
【杉山萌奈アナウンサー】
「焼きそば専門店という名前の通り、メニューは焼きそばのみ!ソースと塩、味は2種類ありますが、まさに焼きそばのみで勝負するお店です」
店を営むのは、石原綾子さんと娘の知美さん親子。
【とも 石原綾子さん】
「いつもケンカしている」
【とも 石原さんの娘・長沼知美さん】
「親子なので言いたいことも言える。楽しく仕事している」
娘が鉄板で肉や野菜を炒めている間に、母が北海道産小麦100%を使った生麺を手際よくゆでていきます。炒める前にゆでると食感に違いが出るのだそう。
【とも 長沼知美さん】
「先に蒸された麺と生麺では食感が違う。食べてみるとよく分かると思う」
麺はゆで上がったら水にさらし、水切りをして娘のもとへ。親子の息の合った連携で作り上げていきます。
特製ソースをたっぷりと絡ませた焼きそばの上に半熟の目玉焼きを乗せれば、〈ソース焼きそば 700円〉の完成!
【杉山萌奈アナウンサー】
「普段食べている焼きそばより麺が平べったくて太いです。本当にモチモチ!麺に弾力があり、これまで食べてきた焼きそばとは全然違う食感がします」
半熟卵を崩して麺と絡ませて食べれば、これまた絶品!お客も家で作る焼きそばとの違いを感じていました。
【お客】
「家で焼きそばをよく作るが、どう頑張ってもここまでの味は出せない。700円出す価値がある」
【お客】
「ともさんならではの特別な焼きそば。週に1回は食べたくなる」
■体調崩した母のため店をリニューアル「2人で働ける限り…」
お客に愛される焼きそば専門店ですが、誕生のきっかけは母・綾子さんが初期の乳がんを患ったことにあります。
【とも 長沼知美さん】
「働かせすぎちゃって倒れた。もう交代だなと思って。倒れるまで働くタイプなので、そろそろ代わってあげないとと思って」
20年ほど居酒屋さんとして営業していた店を知美さんが母の体のことを考え、お昼だけ営業をする焼きそば専門店へとリニューアル。
【とも 長沼知美さん】
「お客さんといたほうがずっと元気でいられるかなと。2人で働ける限り頑張る」
【とも 石原綾子さん】
「ありがたい」
そして、ラーメン好きが多い新潟で焼きそばも有名にしたいという思いもあります。
【とも 長沼知美さん】
「この味が食べたいと、何年かしたらそう言ってもらえる店になりたい」
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