家で過ごすうちに、野生を失ってしまった?

“恐怖”が迫っているはずなのに全く動じない柴犬が、インスタグラムで話題になっている。

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No Look お家で生活しているとこうなる… #野生とは

動画に登場しているのは、ペットタレント事務所「anicas」に所属する豆助座衛門くん(10歳・男の子)。

ごろりと横になっているのだが、その体にじわじわと近づいていくのは、大きなヘビのおもちゃ!

思わず「ギャー!」と飛びのいてしまいそうになるが、豆助座衛門くんは無反応だ。

飼い主さんが「No Look」とコメントしている通り、おもちゃをニョロニョロと動かしてみてもチラリと見ることもせず、リラックスしているように見える。

豆助座衛門くんはその後も、ヘビのおもちゃを鼻先まで近づけられても、体にぴったりと寄せられても、やはり動じない。

あまりにも“器の大きい”その姿には「豆ちゃんは大物だわ〜」「堂々たる豆ちゃん」「豆たん動じてなくてかわいすぎるよ〜!!そして面白い」などの声が寄せられ、30万回を超える再生数となっている(9月3日現在)。

野生は「はじめから無いのかも…」

他にも「本物に遭遇したらどうなるんでしょう」との声も挙がっていたが、豆助座衛門くんの“動じなさ”は、本物のヘビを知らないから?それとも、どんな物に対してもどっしり構えているの?

「14kg豆柴・豆助座衛門」(@mamesukezaemon)のアカウント名で投稿している飼い主の阿部さんにお話を聞いた。

ヘビを抱っこしちゃった?

――豆助座衛門くんはどんな子?

9月1日で10歳になりました。名前は、インスタでは「豆ちゃま」と書いていますが、家では「豆ちゃん!」「座衛門!」と呼んでいます。

ビビりで“ガウガウ”したり、ちょっと物音がしただけでもビクビクしています。ドライブと冬のヒーターが大好き!“石蹴り”遊びも好きで、散歩の途中に落ちている石や柿を見つけては、私に「蹴って!」と“構え”のポーズをします。

好きなごはんは、やはりお肉。調理している私の近くで見張っています。

へそ天中の豆助座衛門くん

――ヘビのおもちゃに無反応!これはどうしてだと思う?

田舎なのでヘビがよく出る道“ヘビーロード”があり、散歩中に何度かヘビには遭遇していますが、怖い体験をしていないから興味がないのかもしれません。


――本物のヘビを見ても、今回の動画のようにスルーした?

スルーでした(笑)全く興味なしで、飼い主達の方がギャーギャー叫んでいます!
そういえば、以前カブトムシをたくさんもらったのですが、その時もカブトムシには反応していませんでした。

こちらはカエルを「スルー」中の豆助座衛門くん

――動じない豆助座衛門くんを見て、どう思った?

「やはり…」との感想です。(豆助座衛門くんは)甘やかされて育っているので、あまり恐怖体験を経験しておりません。


――他にはどんなところに「失ってしまった野生」を感じる?

野生ははじめから無いのかも…。自分の事を犬ではなく、人間だと思っているみたいです。

(飼い主が)ご飯を食べていると一緒に食卓についたり、 冬は私がヒーターにあたっていると、私の前に来てヒーターを独り占めしています。家族の中で自分が1番偉いと思っているはず! 家族は24時間“豆ちゃまファースト”です。

おいしそうなとんかつを前にキラキラした目

――そんな豆助座衛門くん、大きなリアクションをとることはあるの?

掃除機が大嫌いで、掃除機をかけているとヘッドを噛みつきにきます(笑)あとは、散歩中に石や柿を見つけると毎回大興奮です。


――他にはどんなところに「らしさ」を感じる?

冬の朝、タイマーセットされたヒーターが点いた瞬間にソファから降りてヒーター前であたたまっているのですが、その時のおじさんみたいな座り方がツボです。

ヒーター前でまったりする豆助座衛門くん

――「堂々たる豆ちゃん」とのコメントも。この反響をどう思った?

ビビりなのに、動画では堂々と見えているからでしょうか…。実は普段は「大物」とかはあまり言われません。昔から見てくれている方は豆の性格を知っているので、面白おかしく愛のあるコメントしてくれたのだと思います。本当にいいフォロワーさんばかりで、優しく愛を持って見てくれていて感謝しています。

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14㌔の豆柴♡豆助座衛門でござる(@mamesukezaemon)がシェアした投稿

豆助座衛門くんが本物のヘビを見ても動じない理由は「怖い思いをしたことがないから」という、なんともほんわかとしたものだった。

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