開園50年を迎えた長崎市のグラバー園で来場者が体験できる光の演出が始まりました。

「明治日本の産業革命遺産」のひとつ「旧グラバー住宅」が青緑の光に包まれます。

開館50年にあわせて4日、長崎市のグラバー園で始まった新たな光の演出です。

スマートフォンを使うことで世界遺産をライトアップすることができる「YOI-iro」という体験型コンテンツです。

KTN記者リポート
「新しい演出はこちらの二次元バーコードを読み取ることで体験できます。『ライトアップする』を選ぶと…旧グラバー住宅がべっ甲色に染まりました」

ライトアップは約15秒で、住宅を彩る色は12色ありますが、どの色が出るかはそのときまでのお楽しみです。

長崎を舞台にしたオペラ「蝶々夫人」にちなんで住宅前の石畳に蝶が映し出される演出も。

照明設備などを開発する「パナソニック エレクトリックワークス社」が手がけました。

世界遺産での展開は今回が初めてです。

パナソニック エレクトリックワークス社佐藤智則さん
「その場所に行かないと体験できないコンテンツ。今まで見るだけだったものが体験型の夜景になってくれれば観光客も増えるのではないか」

グラバー園も夜景観光の新たな目玉になればと期待を寄せています。

グラバー園 北嶋大樹 総務部長
「大切な節目の日に新しい演出、企画を始めることができて非常に嬉しい。色んな方に体験してもらいたい」

世界遺産を彩る光の演出は2025年3月末までで、今の時期は午後7時ごろから楽しめます。

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