福島県は美術館などで「アート」を楽しみながら「ウォーキング」を勧める新たな取り組みを発表した。

9月4日、福島県立美術館で発表された県が企画する新しいキャンペーン。それが・・・
福島県・内堀雅雄知事:「今回、新しい言葉、キーワードを加えたいと思います。それが、ふくしまアートウォーキング」

「ふくしまアートウォーキング」とは、美術館や博物館、さらに福島の自然や文化などを「ふくしまアート」として捉え、ウォーキングで巡りながら楽しもうというもの。県民ひとりひとりに健康に向けた身近な取り組みを促す「チャレンジふくしま県民運動」の一環で、9月末からは、会津で五色沼や諸橋近代美術館を散策するコースなど県内の3つのモデルコースを体験するイベントも行われる。

この日県立美術館を訪れた人は「歩きながら美術をみるのは、(他の参加者と)話しやすいかなと。その意味でいいんじゃないかなって。参加してみたいです」と話す。

身近なアートスポットをSNSに投稿すると、抽選に参加できるキャンペーンも5日からスタート。「アート」の力で健康を目指す取り組みが始まった。

<福島県民の健康指標>
さて、福島県民にとって「健康への努力」がいかに重要かを示すデータがある。
県内では、2022年度の特定健診を受けた40代以上の県民のうち、生活習慣病のリスクとなる「メタボリック症候群」の該当者が19.5%と全国ワースト4位。
おなじ2022年度の調査では、肥満傾向の子どもの割合も男女ともに多くの年齢層で全国平均を上回っていて、大人も子どもも「健康の維持」が課題となっている。
「アート」が健康づくりの助けになるか注目だ。

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