県の最低賃金が審議会の答申通り、今の「時給900円」から「955円」に引き上げられることが決まった。

最低賃金は、年齢や雇用の形態・事業の規模に関わらず、全ての労働者に適用される1時間あたりの賃金のこと。
年1回、見直しが図られ、県内の労使双方が加わる最低賃金審議会が、8月21日に県の最低賃金を今の900円から955円に引き上げるよう答申した。

その後、労働団体などからさらなる引き上げを求める異議が2件あったが、きのう(9日)開かれた審議会で、「十分に議論を尽くしている」として異議を却下した。

これにより、新たな県の最低賃金は過去最高の「955円」に決まり、引き上げ幅の55円もこれまでで最大となる。一方、去年の全国平均1004円を50円ほど下回っている。
新たな県の最低賃金は10月19日から適用される。

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