洋服選びと天気というのは非常に密接な関係があるものですが、9月に入って町の洋服屋さんに行くと、秋冬服がすでにたくさん出ています。ですがまだまだ暑く着る気になれないですよね。

今年の衣替えのタイミングについてTSS青坂匠気象予報士に分かりやすく解説してもらいました。

青坂気象予報士:

この時期にいろいろ見て、この冬こういうコーディネートをしようとイメージする楽しさがありますが、結局今買ってしまうのは半袖ですよね。そこで年間のうちに半袖を着ている日はかなり多いのではないかと思い、どのくらいの期間半袖が必要なのかについて考察していきたいなと思います。

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半袖の服装が適していると言われている最高気温25度以上の夏日の日数で考えてみたときに、記録的猛暑と言われた去年は広島市中区で150日でした。

これは年間のおよそ4割でした。去年夏日を記録したのが、10月中旬ぐらいまでに多く、その後少し気温が下がりましたが、11月上旬にはまだちらほらありました。

そして気になる今年は、昨日までに夏日を年間で115日観測しており、これは去年を少し上回るペースです。

今実際に上回っていますし、この先どうなりそうかというのをこちらのボードで見ていきたいなと思います。

昨日も夏のような暑さを感じました。昨日の一番気温が高かった午後3時時点の天気図なんですけども、日本列島から太平洋にかけて全体的に高気圧で覆われています。

ポイントは太平洋上の「夏の高気圧」です。この夏の高気圧が広島のすぐ近くにいますし、かつ高気圧の周辺は時計回りで、広島には南側から暖かい空気入り込むため、現時点で9月・10月の気温は高温傾向で、平年よりも高い予想になっています。

9月10月の頭ぐらいまでは、まだまだ気温も最高気温30度超えるような日も出てくるのではないかという予想になっております。

先ほど昨日までに夏日が115日あったと言いましたが、単純計算で9月・10月は残り約50日ありますので、単純な足し算をしても、160日を超えてきそうです。広島市中区の過去最高が156日ですから、更新しそうですね。

日中に半袖を着なくなる日は11月中には来るのかなと思ったりもしますが、もう少し先になるのではないかなという現時点での考察もあります。まだまだ半袖活躍しそうですし、何と言っても残暑厳しい日が続きそうなので、皆さん体調管理・ケアをしっかりとよろしくお願いいたします。

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