きょう(17日)は十五夜「中秋の名月」。
映像は現在の山形市の様子。このところ日が落ちるのが早くなりすっかり暗くなっているが、この時間、さくらんぼテレビの天気カメラからは月を見ることができない。雲がかかっている。
県内にはこの後3時間ほどは月がきれいに見える時間帯があるそう。山形市内では、今は見ることができない、うさぎも見られない。

空気が澄んでいる秋は1年でも最も月が美しく見えるとして、平安時代にはすでに「中秋の名月」を眺める風習があったとされている。
県内の菓子店でもきょう、月見用の団子を買いに訪れる人がいた。

旧暦の8月15日の夜に見られる「中秋の名月」。
真ん丸な月をイメージするが、必ずしも「満月」と一致するわけではない。
ことしはあすが「満月」で、きょうは「ほぼ真ん丸の月」だが、1年で最も美しい「中秋の名月」を楽しみたいという人も多いのではないだろうか。

「月見といえば団子」ということで、きょう、山形市の和菓子店を訪れると月見をイメージしたお菓子が並んでいた。

(出羽の恵みかすり家本店・東海林文明社長)
「月を見ながら団子を食べて、ゆっくり時間を過ごすというのが日本人の習慣になっていると思う」

この店で普段から人気の団子に加え、秋限定で販売しているのが「お月見だんご」。
月を模した栗大福とウサギのまんじゅう・団子と自家製のあんこのセットだ。
この時期は通常の3倍近く団子が売れる日もあるそうで、午前中からお目当ての団子を買う客の姿があった。

(客)
「きょうお月見で供えたいと思ったのと、仏様にもあげたいと思って。うちの家内と見る」

(かすり家本店・東海林文明社長)
「家族そろってみんなで月を見るというのもなかなかないと思うので、この機会にぜひ家族そろって月見をして、楽しい話をしていい時間を過ごしてもらいたい」

気象会社ウェザーニュースによると、県内は午後9時ごろまでが一番の見ごろになりそう。
夜のはじめは村山・置賜はばっちり見える時間帯があり、最上はチャンスあり、庄内は場所にもよるが難しそうだという。

そしてことしは例年はない天体ショーも楽しめる。月が土星に大接近し、一晩中、土星と月が寄り添って夜空を移動する。
肉眼でも確認できるそうだが、中秋の名月は輝きが強いため双眼鏡や望遠鏡があるとより楽しめるという。

古来から愛されてきた「中秋の名月」。お月見を楽しんでみてはいかがでしょう。

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