千葉県松戸市を流れる新坂川沿いの桜が見頃を迎え、近くを走るローカル線「流鉄」との共演が楽しめる。
流鉄は5編成で編成ごとに車体の色が異なる。中でも「さくら号」はその名の通りピンク色の車体で、桜並木の間からさくら号が顔を出すと、春の景色が一層華やかに感じられる。
市などによると、新坂川は洪水被害の軽減などを目的に昭和8年から12年ごろに掘られた川。完成後も水害や干ばつなど天災に見舞われ、昭和30年ごろに川の工事に携わった人たちが不運が続いている新坂川を見かねて、花見ができるように桜を植樹したという。現在みられる桜はその時の一部。
12日の時点で葉が出始めている木もあるが、車窓から春の景色をもう少し楽しませてくれそうだ。
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