一夜限りで白い花を咲かせる「月下美人」が21日、坂井市の県総合グリーンセンターで開花しました。
   
県総合グリーンセンターでは、17年前の2007年からビニールハウスで月下美人を栽培しています。21日は午後7時頃から花が咲き始め、約3時間後に全体の約9割にあたる42輪が開花しました。
  
9月にこれだけ多くの月下美人が咲くのはかなり珍しいということです。大きいもので直径は20センチほどあり、暗闇の中、白く美しい花が周囲に甘い香りを放っていました。
   
月下美人はメキシコの熱帯雨林が原産のサボテン科の花で寒さに弱く、月が出る時間帯に咲き始め、翌日の明け方にはしぼんでしまうのが特徴です。

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