来月12日から開幕する西条まつりを前にだんじりなどを飾るちょうちん作りが、愛媛県西条市内で追い込みを迎えています。
西条市では3軒の工房が西条まつりで使われるちょうちんを作っています。市内福武の伊予提灯工房では職人の日野さん夫妻が、和紙とひごでできた火袋にロウソク立てなどを取り付ける作業に追われています。丸みを帯びた形が特長のちょうちんは、和紙を使っていて丈夫な上にロウソクの炎のゆらぎが透けてよくわかるんだそうです。
伊予提灯工房・日野徹さん:
「だんじりをきれいに見せる灯りになっています。かき手によってだんじりが動くわけなんですけど、その動きと(ちょうちんに入った)ロウソクのゆらぎを是非見にきてほしいです」
最近は伝統工芸の世界にも物価高の波が押し寄せていて「徐々に価格転嫁しないと厳しい」と話していました。ちょうちん作りは西条まつり直前まで忙しい日が続きます。
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