車に乗る時に義務付けられているチャイルドシート。子供の命を守るために欠かせませんが、県内の使用率は63.4%で、全国ワースト3位となっています。
乗用車に3歳と6歳を想定したダミー人形を乗せ、時速55キロで壁に衝突させる実験です。チャイルドシートを使用しない場合、ダミー人形は前の席に激しく衝突したあと、宙を舞って落下しました。一方、チャイルドシートを使用した場合は、しっかりと固定されていて、衝撃を受け止めています。
宮崎県が全国ワースト3位となった調査は、使用が義務付けられている6歳未満の子供を対象に、全国で行われました。この調査では、適切な使用が約4割にとどまっていることもわかりました。
県内での調査は今年5月、宮崎市と都城市の商業施設で行われ、使用率は63.4%と、全国平均の78.2%を下回り、全国ワースト3位でした。年齢別の数字を見てみると、1歳未満の91.7%、1歳から4歳の80.7%に対し、5歳は57.9%と、年齢が上がるにつれて使用率が低下していることがわかりました。
JAFは9月、チャイルドシートを使用しなかった子供が亡くなる事故が増加傾向にあるとして、チャイルドシートの使用を推奨する基準を、「身長140センチ未満」から「150センチ未満」に引き上げました。
このほか、調査ではチャイルドシートを使用していても、全体の44.3%が正しく使えていないことがわかりました。
JAF宮崎支部は、「適切な使用を徹底してほしい」と呼びかけています。
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