秋の名物となっているアユ料理の提供が28日、宮崎県延岡市の食の拠点施設「かわまち交流館」で始まる。27日は営業開始を前に同館で、観光協会や市関係者ら約50人が参加して式典や試食会があり旬の味覚をPRした。
この日の式では、関係者らが鏡開きなどをして開設を祝い、試食会場には炭火焼きされたアユの香ばしい匂いが漂った。「のべおか観光レディ」の大野優里さん(22)は「おいしいアユ料理を食べ、延岡の自然も楽しんで」とアピールした。
延岡は、産卵のために川を下るアユを取る伝統漁法の仕掛け「鮎(あゆ)やな」が継承されている。大瀬川には約100メートルのせきが設けられ、この仕掛けが10月下旬に登場する予定だ。
約200席を備える市の施設「かわまち交流館」では12月1日まで、単品でアユの塩焼きやみそ焼き、甘露煮などのほか、コース料理も提供する。問い合わせは「鮎やな ささき」(0982・20・0533)。【重春次男】
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