東京・歌舞伎町の街で、ゴミ拾いをする人たち。
ただゴミ拾いをしているわけではありません。

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清水葵さん:
子どもたちが多くいるところを必ず通るようにしています。

歌舞伎町で活動している「日本駆け込み寺」の相談員の清水葵(しみず・あおい)さん(25)。
悩みを抱える若者たちのために、無料で相談に乗っています。

清水葵さん:
飲んで倒れている子とかもいるので、緊急を要する場合はその子を介抱してあげるとか。

“トー横キッズ”や“立ちんぼ”など 様々な問題がある歌舞伎町。

清水さんは、夜の街でゴミ拾いをしながら、若者達に声をかけ、街の見回り活動をしているのです。

清水さん:
お水いる?

少女:
いるー!

清水さん:
冷たい水いる?駆け込み寺知ってる?

少女:
知ってる!

清水葵さん:
こっちから「相談に来て」とグイグイ行っても、あまり効果がないこともあるので、大事にしているのはその子がSOSを出しやすい環境を作ってあげること。

自身も多くの悩みを抱えてきたという清水さん。
高校1年生の時に訪れた海外での経験が人生の転機になったそうです。

清水葵さん:
世界の貧富の差っていうのを目の当たりにしたんですね。自分の悩みって小さなものだったなっていうのがあって、そこから世界とか日本に起こっている社会問題に関心を持つようになった。

“苦しんでいる人の力になりたい”

歌舞伎町で悩む若者のために、2023年から活動を行っています。

清水葵さん:
自分1人が何万人も救える能力なんてないので、助けを求めに来てくれた方たち1人でも救えたらいいなと。

悩みを抱える若者のため、SOSを出しやすい環境作りに励む清水さんの見回り活動は、あすも続きます。
(イット!9月10日放送)

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