岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、少林寺拳法・坂出専修道院拳友会の黒田乗登選手(じょうと)選手(香川県藤井中3年)です。

岡山市南区の岡山市総合文化体育館で8月23日~25日に行われた「第18回全国中学生少林寺拳法大会」。大会最終日の午後に行われた男子単独演武の部の決勝には16人が進出、12番目に登場した黒田選手は自己ベストの263.5点を獲得し、見事2位に入りました。

黒田選手は少林寺拳法を始めて9年目。中学生では最後となるこの全国大会の舞台を、これまで培ってきた稽古の集大成と位置づけていました。香川県の代表として、出場できなかった他の選手やお世話になった人の思いを背負い、大舞台に臨みました。

黒田選手の今大会での目標は「1位」、最低でも6位以内の入賞でした。日頃から動きにキレを出すことを意識し、それが予選からうまくできていたと話す一方、1位の選手にわずか0.5点差の2位という結果については「1位をはじめ決勝進出した選手の演武それぞれが上手かったし、感動した。結果はとても悔しいが、自分の演武自体に悔いはないので、やり切ったと思う」と語りました。

所属道場で指導をする大西修一さんも「舞台に立ったら緊張するタイプだが、会場で演武を見ていて、それが克服でき、いい結果が出てよく頑張った」と黒田選手の活躍をたたえていました。

道場での練習では基本を大事にという教えのもと、「演武をしていると、正確さに気を固め過ぎたらスピードが落ち、スピードに力を入れると正確さがなくなるため「正確さ」「スピード」の両立を意識した」という黒田選手。高校に進学後も引き続き同じ道場で少林寺拳法を続け、道場の一員として大きな大会に出場する予定です。

今後の目標については「次は1位を獲ります」と即答。より高いステージで頂点を目指します。

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