サッカーJ2・モンテディオ山形は28日、アウェイで甲府に2対1で勝利。今シーズン初の4連勝で、プレーオフ進出圏内との勝ち点差は「1」をキープしている。

上位2チーム以外で、いま最も勢いがあると言っても過言ではない山形。この試合も主導権を握った。

前半14分、高江の裏への正確なフィードに抜け出すディサロ。ここは相手の素早い対応に潰されるが、21分、山田の縦パスを土居が落とし、國分のスルーパスに再びディサロ。
冷静に沈めて山形は8試合連続の先制点。ディサロは3試合連続ゴール。

その6分後、最終ラインからうまくつなぎ土居がドリブルで持ち込みそのままミドル。
さらに、ここで得たコーナーキック。弾かれたボールをつないで安部の優しいクロスに西村。
まだまだ続く山形の怒涛の攻撃は、33分、イサカがサイドを切り裂いて國分のボレー。ここはややボールの下を叩いた。

そして、圧巻のプレーは35分、自陣から土居がスルーパス。得点への最短経路を通す見事な技術を披露。ただ、土居にとっては当たり前のプレーなのだろうか。
山形は前半終了間際に同点に追いつかれ、後半は流れを掴めない時間が続いたが、選手交代をきっかけに再び攻勢に。

すると31分、ディサロからのボールをイサカが落とし飛び込んできたのはディフェンダーの山田。積極的な攻撃参加、神出鬼没な山田の動きを誰も止めることができなかった。
このリードを守り切った山形は今シーズン初の4連勝。

(DF#6・山田拓巳)
「決してかっこいいゴールではなかったが、自分らしい。何となく来そうな雰囲気があり信じて走っていた結果、自分のところにきて、何とか気持ちで押し込むことができたので良かった」

順位は、山形が1つ上げて7位。6位の千葉から8位のいわきまでは勝ち点差1。
プレーオフ進出をめぐりリーグ戦は残り5試合。山形の次節は10月6日、ホームで9位の山口と対戦する。

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