北海道・ニセコの雪解け水でつくられたブランド米「らんこし米」。価格高騰や品不足が続くなかコメのおいしさをあらためて知ってもらおうと、後志地方の蘭越町が札幌市で無料で配りました。

 モチっとした粘り気が特徴の「らんこし米」。ニセコ連峰からのミネラルを多く含んだ清流で育てられたブランド米です。

 「ずらっと並んだ行列の先にあるのは、蘭越町の新米です」(小出昌範ディレクター)

 コメの味を競う米1グランプリが開催されるほど、北海道有数のコメどころである蘭越町。その「ゆめぴりか」の新米300グラム1000個が、札幌市中央区の大丸札幌店の前で無料で配られました。

 「ありがたい。らんこし米は知らなかったので楽しみ」

 「食べたい。(Q:どうやって食べたい?)おにぎり」

 「(コメが足りなくなったので)パックのコメを食べていた。炊いてから何もつけないで、炊き立てのご飯を味わってみたい」(いずれもコメをもらった人)

 「(2023年の水蒸気噴出で)全国からいろいろな人に応援をもらった。応援のお礼。素晴らしいコメができた。ぜひらんこし米を食べてもらいたい」(蘭越町 金秀行町長)

 9月30日に用意された1000個はわずか30分ほどでなくなりました。

 生産者によりますと、「らんこし米」は粘り気が強く程よい甘さが特徴で、2024年の米は特に出来が良いということです。

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