宮中に献上する米を収穫する「抜穂祭」が佐世保市で42年ぶりに行われました。

地元の小学生や関係者38人が刈女、刈男の伝統衣装に身を包み、稲を刈り取ります。

佐世保市では1日に42年ぶりに宮中に献上する米を収穫する「抜穂祭」が行われました。

参加した人たちは丁寧に作業を進め、改めて農業の大切さを感じていました。

柚木小6年 嶋田陽斗さん
「御田植祭の時から育ててきた。とても立派に育ててくれた。ありがとう」

児童の祖母
「一生にあるか無いかのこと。いい思い出ができたねって」

稲を育てる奉耕者に選ばれた松永昌志さんは毎日のように水田に通い、無事に生育するよう害虫対策などに汗を流しました。

松永昌志さん
「ほっとしました」「水管理を徹底して夏場には水を多めに溜めて冷えるんじゃないかなって」「今までで最高の稲」
 
収穫した米は選別と清祓いを行い、11月に宮中で行われる新嘗祭に献上されます。

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