愛媛県西条市の中学校で9月30日、特定外来生物で毒があるセアカゴケグモ1匹を生徒が見つけ、教員が殺虫剤で駆除しました。10月2日時点で敷地内にほかの個体や卵は発見されていません。

西条市によりますと西条市の河北中学校で9月30日、生徒が体育館の近くで見慣れないクモ1匹を発見。連絡を受けた教員が殺虫剤で駆除し、県の生物多様性センターが画像のデータから、特定外来生物で強い毒があるメスのセアカゴケグモと断定しました。

セアカゴケグモは腹に赤い模様があり、毒があるメスにかまれると痛みや腫れを引き起こし、重症化した場合は筋肉のマヒなどを生じます。

愛媛県と西条市は学校の敷地内を調査した結果、2日時点でクモにかまれた報告はなく、敷地内でほかの個体や卵は見つかってないとしています。

今後の対応は学校内の職員の見回りを徹底し、新たに見つかった場合は速やかに駆除するほか、市民にもHPなどで注意を呼びかけるということです。

愛媛県内ではセアカゴケグモが今年に入り41例確認されています。(写真:愛媛県生物多様性センター提供)

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