公園で元気に遊ぶ男の子。
6年前、“世界最小の赤ちゃん”としてニュースで大きく伝えられた関野竜佑ちゃん(6)です。

FNNのカメラはその6年間の成長を独自に取材。
9月、再び会いに行くと周囲も驚く成長した姿を見せてくれました。

6年前、わずか258グラムという体重で生まれた竜佑ちゃん。
命に危険がある「低出生体重児」でした。

母・俊子さん:
小さすぎて産声もなくて、生まれたのかどうか自分で感覚がなくて。

父・康平さん:
先生たちにお任せで、信用して待つしかないと思っていました。

医療ケアと高い生命力から、生まれて半年後に退院。

無事退院できたケースでは当時、世界最小の男の子でした。

1歳の誕生日。
検診やリハビリを受けながら、すくすく成長しました。

俊子さんは「こんなに元気に1歳の誕生日を迎えられると思っていなくて、普通に過ごせているので、それが一番幸せです」と話していました。

1歳10カ月になるころには歩けるようになりました。

そして、6歳になった今、身長は94cmまで伸びました。

さらに、小学校入学を前に目を見張る成長を見せたのは…。

--好きな食べ物は?

関野竜佑ちゃん:
ブドウ!ブドウとご飯と納豆と…。

言葉の成長です。
2023年、将来の夢を聞いた時は「ピーポー」と元気に答えた竜佑ちゃん。

今回、同じ質問をしてみると「警察です!警察でーす!」とピーポーから警察に。
言葉遣いにも成長が表れていました。

実は竜佑ちゃんは言語聴覚士のもと、2歳のころから言葉の練習を始めていて、今ははっきり話せるようにする「構音訓練」に取り組んでいます。

佐久保総合病院 言語聴覚士・萩原大輔さん:
まず、やる気が伝わってくるというか、うまくいかないときも、『あれ?』みたいな顔をする。だんだん言葉も長くなってきている。すごいですよね。

2024年4月の入学に向けて、やる気は高まっているようです。

俊子さんは「最近会話ができるので、楽しくなってきましたね。なんか間違っていると否定されちゃったり、こちらが言い返されちゃったり、(来年からは)小学校生活を楽しんでほしいですね。警察官になるために、運動も勉強も頑張ってくれたら。とにかく元気で楽しそうにしているので幸せですね」とうれしそうに話しました。

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