大きな悲劇を生む車の事故。

歩行者だけでなく、乗車している人が亡くなるケースも後を絶ちません。

今年8月、福岡市早良区で西鉄バスと軽乗用車が正面衝突した事故。

軽乗用車は前方が完全につぶれ、フロントガラスも大きく割れました。

母親が運転する車の後部座席に乗っていた5歳と7歳の姉妹が死亡しました。

シートベルトを着用していた姉妹は腹部の出血がひどく、シートベルトの締め付けが原因で死亡したおそれがあります。

一方、姉妹はチャイルドシートやジュニアシートを使っていなかったということです。

その重要性が改めて問われているチャイルドシート。

JAFの担当者に使用時のポイントを聞いてみると…。

◆JAF福岡支部 川野遼平さん
「身長が150センチに満たない子供は、普通に座るだけだと肩のベルトが首にかかってしまったり、腰ベルトがお腹にかかってしまうことがある。万が一、事故が起きた場合、思わぬけがやトラブルにつながる可能性がある。子供の体格に合ったチャイドシートなどを適切に使用することで、大人と変わらない安全性を確保することができる」

加えて、正しい方法での取り付けも求めています。

◆JAF福岡支部 川野遼平さん
「市販されているチャイルドシートにはISOFIX(アイソフィックス)と呼ばれる取り付けの金具がついている」

この金具をシートの背もたれに付いた別の金具に合わせて差し込むと…。

◆JAF福岡支部 川野遼平さん
「インジケーターが青色になったらしっかり取り付けができた証拠になる」

適切な取り付けを行わないと、事故の際、安全性を保てない可能性があるといいます。

秋の行楽シーズンを迎え、ドライブする人も増える中、一層の注意が必要です。

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