三重県の「道の駅ウミガメ公園」にいたのは、ひれを甲羅の上に隠すように泳ぐ子ガメ。
“お手々ないない泳ぎ”としてSNSに投稿されると、「かわいすぎる」と話題になっている。
飼育員によれば、これは甲羅がやわらかい子どもが身を守るための生存戦略だという。

“お手々ないない”で泳ぐ…子ガメ

三重・紀宝町にある「道の駅ウミガメ公園」で撮影されたのは、プカプカと水面に浮かぶウミガメの子どもだ。
しかし、どこか泳ぎ方がおかしい。

泳ぎ方が異なるウミガメの子どもと大人(映像提供:道の駅ウミガメ公園)
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大人のウミガメは、ひれを横に伸ばして泳いでいるのに対し、映像の子どもは、前のひれを甲羅の上に”ぺったんこ”にさせ、肩の関節どうなってるの!?という状態で泳いでいる。

この映像が、SNSに“お手々ないない泳ぎ”として投稿されると、人々の注目を集めた。

SNSで話題となった“お手々ないない泳ぎ”(映像提供:道の駅ウミガメ公園)

「ズレないように甲羅を押さえてるのかと思った」、「近所をお散歩しているおじいちゃんみたい」、「かわいすぎる!!」などと、さまざまな感想や想像が飛び交い、話題となっている。

“お手々”隠すのは生き残るため

実は”ぺったんこ”状態で泳ぐ理由は、「かわいい」の裏に、生き残るための生存戦略があった。

「道の駅ウミガメ公園」の飼育員は、「子ガメは外洋でプカプカ浮きながら生活するんですけど、ほかの生き物から狙われないように、あえてひれを甲羅の上に乗せて、じっとして生活するので、ああいうポーズを取る」と話す。

実はこれは身を守るポーズ(映像提供:道の駅ウミガメ公園)

手を隠すように泳いでいるのは、甲羅がやわらかい子どもが身を守るポーズだったのだ。
ただ、大人になると甲羅が硬くなることなどから、やらなくなるのではないかという。

ちなみに飼育員によれば、「1日ずっと見てたら、やっているのは絶対見られますね」という。
(「イット!」 10月2日放送より)

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