主に子供が感染する手足口病が流行を迎えています。2024年は7月に続き、2回目の流行を迎えていますが、その原因は秋も続く暑さにもあるようです。

■なぜ?手足口病が再び流行

手足口病は主に5歳以下の子供が感染し、手のひらや足、口の中などに発疹ができ、発熱やのどの痛みを伴うこともある感染症です。この手足口病が7月に続いて、2回目の流行を迎えています。

名古屋市西区のみわた小児科でも、秋には下火になってなくなっていくはずの手足口病が再び増えていて、10月8日の午前だけで2人の患者を診察しました。

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三輪田博介院長:
(再増加は)ここ1週間ぐらいですかね。いったん収まりかけたのがまたちょっと増えたり、完全に収束しきっていない。

■35都府県で警報レベル…「暑さ」も一因か

直近の9月16日から1週間の報告数では、愛知・岐阜を含む全国35の都府県で「警報レベル」となっています。

愛知県では、前回大流行した2019年は7月のピークの後は落ち着きを見せたのに対し、2024年は7月に山を迎え一度は減少したものの、8月下旬からまた増加に転じ、直近の1週間では「8.74」と警報レベルを大きく上回っています。

岐阜県でも同様の傾向で、例年と異なり第2波ともいうべき秋の流行を見せているのです。

なぜ、夏に続いて再び秋に感染が増加しているのでしょうか。

三輪田博介院長:
この暑さがいつまでもだらだら続くせいかもしれない。

三輪田院長によると、秋になっても暑い日が続いたことが原因の1つだといいます。収束の目途がまだ立たない手足口病、しばらく警戒が必要です。

(東海テレビ)

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