衆議院が9日に解散され15日の告示で総選挙がスタートします。発足したばかりの石破内閣への信を問う選挙に、愛媛の有権者からは長引く物価高で暮らしの立て直しを求める声が多く聞かれました。また今回から小選挙区の区割りが4つから3つに減ったなか、9日時点で前職と新人の10人が立候補を予定しています。

額賀議長:
「衆議院を解散する」

衆議院が解散された9日、15日公示、27日投開票の解散総選挙へ事実上、選挙戦の火ぶたが切られました。首相就任から8日後の解散は戦後最短。そして解散から投票まで18日間は戦後2番目の「超短期決戦」です。

発足したばかりの石破内閣への信が問われる今回の選挙。愛媛の有権者が投票に向け重視するポイントは。松山市で聞きました。

20代男性:
「子どもがいるので子育ての所は気になる。保育園が3歳未満は有料となっていると思うんですよね、世帯の年収とかに応じて。そこがもし無料になればありがたい」

医療系の40代男性:
「経済対策ですかね、例えば賃金アップとか。なかなか上がりにくい業界ではありますので、そのあたり全体的に上がればという希望はある」

20代の女子大学生:
「誠実さではないですかね。政策をやるにしても、どこにお金が使われているのか不透明な状態だと思う。明確にした方がいい」

鈴木瑠梨キャスター:
「今回の総選挙では子育て支援や経済対策を重視するといった声など、長引く物価高で暮らしの立て直しを求める声が多い印象でした」

今回の総選挙から大きく変わるのが選挙区の区割り。愛媛の小選挙区は4から3に減り、選挙区のエリアが見直されています。

新しい1区はこれまで2つの選挙区にまたがっていた松山市の分割が解消され、松山市全体が一つの選挙区となります。立候補を予定しているのが、自民党前職で厚労大臣政務官の塩崎彰久さん(48)、立憲民主党新人で元会社員の香曽我部慶教さん(47)、国民民主党新人で元県議の石井智恵さん(56)、共産党新人の石本憲一さん(77)の4人です。

新しい2区は、これまで2つの選挙区に分かれていた今治・上島、そして西条・新居浜・四国中央の東予が一つになります。自民党前職の井原巧さん(60)、立憲民主党で比例四国ブロック前職の白石洋一さん(61)、日本維新の会新人で元会社員の梶野耕佑さん(40)の3人が立候補を予定しています。

新しい3区は南予の9つの市や町と中予の伊予・東温・松前・砥部・久万高原が一つになり、県内で最も広い選挙区になります。自民党前職で総務大臣政務官の長谷川淳二さん(56)、立憲民主党新人で医師の越智清純さん(42)、共産党新人の西井直人さん(67)の3人が立候補を予定しています。

石破内閣への国民の審判は。衆議院議員選挙は15日公示、27日に投開票されます。

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