県と山形市が新たなスポーツ施設の整備に向けて共同で検討していくことに合意し、10日、文書を取り交わした。

共同検討を合意したのは、霞城公園にある県体育館・県武道館の移転新築と屋内スケート施設の整備について。
県体育館と県武道館は2030年度をめどに撤去が予定され、県はこれまで「代替施設は天童市の県総合運動公園に整備済み」との立場をとってきた。

一方、山形市は市民の利用が多いことから市の中心部への移転を県に求めていて、知事と市長が直接話し合った結果、効率的・効果的に新施設の検討を進めていく必要性を共有したという。

(吉村知事)
「いつまでというのは現時点で申し上げるのは難しいが、整備する場合、利用者の空白期間が少なくなるようにできるだけ早く進めていきたい」

また、屋内スケート施設は山形県が東北で唯一フィギュアスケートやアイスホッケーの公式試合が行えない環境にあるため競技団体などが整備を求め、県の有識者会議で「多くの人が利用できる多機能性」を有し「立地は村山地域の都市部」との方向性が示されていた。
スケート場については山形市内に整備することを前提に共同で検討し、年内に有識者会議を立ち上げるという。

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