宮崎の食を世界へ発信します。香港のレストラン関係者が宮崎に招かれ、県内の生産・加工現場を視察しました。
視察に訪れたのは、香港のレストランのシェフなど7人です。10日は、宮崎市のカネ政商店の鮮魚加工場を訪問しました。
(秦萌記者)
「視察するのは、九州屈指の衛生管理基準を誇る、鮮魚加工場です。販路拡大に期待がかかります。」
(カネ政商店 経営企画室 本多竜彦室長)
「こちらから電解次亜水という殺菌水が出るので、衛生面を保って加工していきます。」
一行は、衛生管理や温度管理の方法について説明を受けたあと、魚の鮮度を保つ独自の「血抜き」技術を見学しました。
「2〜3日経った魚の血抜きをすることで、10日間ほど持たせることができる。」
宮崎から出荷された食材が、香港で提供されるまでにかかる期間は4日ほど。一行は、血抜き処理をして4日間熟成させた刺身と血抜きなしのものを食べ比べるなどして、宮崎の食材の可能性を探っていました。
(香港のシェフ)
「簡単な手順だが、それによって魚の食感や味が差別化できたのがすばらしい。長期的なビジネス関係を結び、いかにそこにたどり着くかがこれからの課題です。」
(香港のレストラングループ)
「スキルや衛生管理もすばらしかったので、すごく感動しました。もともと限定メニューで津本式の魚を取り扱ったことがあります。これから商品の品数を増やしたいと思いました。」
(カネ政商店 経営企画室 本多竜彦室長)
「血抜きの技術を使って日持ちするところでニーズがあると思うので、1週間以内で届けられるところにシェアを広げていきたいと思います。」
一行は10日、サツマイモやヘベスの生産現場にも足を運び、11日は西都市の焼酎工場を視察する予定です。
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