かわいいフォルムとぷるぷる感が大人気のひよこ型のスイーツ「ぴよりん」は、持ち帰りが難しい繊細さでも知られている。
検証でも縦揺れに弱いことがわかっているという。
製造工程を取材し、繊細な仕上がりへのこだわりときれいな状態で家に持ち帰る秘訣(ひけつ)が見えてきた。

繊細な大人気スイーツ『ぴよりん』

丸くて黄色い体に目やくちばしがついた、ひよこ型の大人気スイーツ『ぴよりん』。
9月に、ぴよりんのある検証動画が公開された。

振動実験で崩れる『ぴよりん』(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)
この記事の画像(11枚)

振動装置の上でぷるぷると揺れているぴよりんは、なんとか形を保っているものの、揺れが大きくなるにつれ回転し、とうとう崩れてしまう。

実はSNSで、きれいな状態で家に持ち帰ることが「ぴよりんチャレンジ」と呼ばれていて、持ち運びが繊細な一面があるスイーツとしても有名だ。

検証中の『ぴよりん』の姿(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)

今回の実験で、ぴよりんは確かに縦揺れに弱いということがわかった。

しかしぴよりんは、この“ぷるぷる”が魅力でもあると言える。
どうやって生まれているのか、取材班が製造工程を撮影した。

“ぴよりん”ぷるぷるの秘密

まずは、ぴよりんの“ぷるぷる”の核になるプリン作りから始まる。

キャラメルの入った型に流し込まれるプリン液(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)

キャラメルが入った型に生地を流し込み、じっくり焼き上げる。

プリン液に入れられるババロア(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)

次に、プリンをババロアの中に入れたら、“ぷるぷる”の体ができあがる。

粉状のスポンジ生地で作られる体部分(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)

その後、土台となるスポンジの上に乗せて、体に粉状のスポンジ生地をまぶす。

目やくちばしがつけられる『ぴよりん』(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)

さらにチョコレートでできた目やくちばしをつけたら、完成だ。

累計販売個数が「300万ぴよ」を超えた今でも、“1ぴよ1ぴよ”手作りにこだわって作られているという。

縦揺れに弱い『ぴよりん』(映像提供:ジェイアール東海フードサービス)

また、ぴよりんチャレンジ成功の秘訣を従業員に聞いてみると、「紙袋とか持ったときに、下にも手を添えて、この体勢を保つようにしたりとか、あまり衝撃がいかないようにしています。私はちなみに1回も崩したことないです。愛情込めて持って帰るんで」と語っていた。
(「イット!」 10月8日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。