札幌市の奥座敷 定山渓といえば温泉ですが、いま地域全体で温泉+α(プラスアルファ)の魅力づくりに取り組んでいます。定山渓エリアの最新スポットとは。
ポイントは温泉+α(プラスアルファ)
この時期、定山渓といえば温泉に紅葉。
「全部真っ赤になった時にまた来たい」(兵庫県からの観光客)
札幌市の奥座敷 定山渓。木々の色づきが進み、紅葉は今週ピークに。ただ、最新の定山渓は紅葉だけじゃないんです。
「温泉に来ていただくのが第一だが、+αをつけて何回も来ていただく、という魅力ある温泉地にしたいと思う」(定山渓観光協会 長谷川信之さん)
ポイントは温泉+α!
足湯と川沿いの散策
「12月に札幌市が足湯を完成させる。川のすぐそばに。護岸整備や散策できる場所など数年かかるが順次整備している」(長谷川さん)
温泉プラス豊平川!
札幌市や観光協会はここに「かわまちづくり」を計画。
観光客を呼び込むスポットとして、川沿いに足湯や遊歩道などを整備します。さらに。
温泉に+αの魅力づくりで客を呼び込みリピーターに。
温泉プラス書店
「こちらは温泉旅館の中にできた定山渓唯一の書店です」(安野陽介ディレクター)
温泉プラス書店!
9月オープンしたその名も「風呂屋書店」。
温泉と一緒に読書も楽しめる空間です。約2500冊の書籍を手に取るだけではなく、購入もできます。
「旅館はゆっくりと過ごす場所なので、旅先での本との出会いを楽しんでほしいと書店を作った」(定山渓第一寶亭留 翠山亭 大島彩乃さん)
「知らない本ばかりで珍しく、1時間近く見ていた」(札幌市からの客)
こちらの温泉旅館では、これまで日帰り入浴は行っていませんでしたが、書店の開店をきっかけに日帰り入浴と書店利用のセットを始めました。
その結果。
「予想以上に来ている。地元客が非常に多いと思う」(大島さん)
コロナ禍前、100万人を超えた定山渓温泉の宿泊客は、まだ以前の水準まで回復していません。
「昔みたいに団体で来るわけではなく、個人でいろんな興味を持ち、いろいろな場所に行くのが今の主流」(長谷川信之さん)
客層は団体から個人へ。家族連れや友人同士の宿泊客や日帰り客が温泉だけじゃなく、長い時間、エリアに滞在して楽しんでもらう。
定山渓はいま、温泉+αの魅力づくりに取り組んでいます。
温泉プラスグルメも
続いては温泉プラスグルメ!
2年前に完成した「山ノ風マチ」。元々林だった場所に食堂やカレー店、カフェなど6つの飲食店が揃い、まるで森を散策するように楽しめます。
「バッチグー。ものすごくおいしい」(埼玉県からの客)
「こちらは温泉と日帰りでも楽しめるグルメの提供。宿泊客がチェックイン前後に立ち寄れる場所と考えていたが、スタートしたところ、こちらを目指して足を運ぶ客がいる」(山ノ風マチ スタッフ 三浦正嗣さん)
「初めてじゃなく何度か来ている」(札幌市からの客)
さらにこんな新スポットも。
温泉プラス里?
定山渓の老舗温泉旅館「ふる川」が2年前にオープンした複合施設、『心の里 埜のてらす』。
開放感のあるレストランに地元特産品などを揃えたマルシェ、そして愛犬家に嬉しいドッグランも。犬と温泉街を楽しめます。
人気のサップやカヌーなどアウトドア体験ができるツアーデスクもあります。
「10月は札幌市民の客が多い。カヌーに乗りながら紅葉狩りをしたい客が多い」(フリルフスリフ 木村葵さん)
温泉だけじゃない最新の定山渓。温泉+αの魅力がポイントです。
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