愛媛県伊方町にある伊方原発3号機は、運転開始から30年を12月15日に迎えます。国の原子力規制委員会は、四国電力が去年11月に申請した今後10年間の施設の管理方針を10月16日に認可し、30年を超える運転が認められました。
四国電力によりますと伊方3号機が運転30年を迎える前年、原子炉等規制法に基づき安全機能がある機器や構造物を経年劣化を技術的に評価し、30年以降の10年間の施設管理の方針を策定。去年11月1日に原子力規制委員会に申請しました。
この施設管理の方針では、四国電力が原子炉や蒸気発生器など約2万5000点で経年劣化の発生の可能性を評価。追加的な措置措置として、原子炉で核分裂を抑える中性子を長時間受けた内壁などの監視検査や、原子炉の疲労割れが発生しないよう、起動や停止の回数が規定を超えないようにすることなどを定めました。
原発を巡っては、運転を60年を超えてできるようにする「GX脱炭素電源法」が来年6月に施行。四国電力はこの法律で認可を受けられるよう、準備を進めているということです。
四国電力は「引き続き伊方原発のさらなる安全性・信頼性に向けて不断の努力を重ね、安全確保に万全を期す」としています。
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