「氷河期の生き残り」と言われ、国内では北海道のごく限られた高山地帯だけに生息するエゾナキウサギが、冬支度をしている。
十勝地方・鹿追町の然別湖近くの岩場では「ピイッー」という甲高い鳴き声が時折響く。体長15センチ前後で、ウサギと名がつくが耳は短い。日が差すと、岩の上に出て餌を食べる姿が見られた。
この時期は食料となる植物の葉などを集め活発に活動し、冬の保存食を岩の間にため込む。【写真・文 貝塚太一】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。