このところ涼しくなったと思ったら季節外れの暑さになったり、寒暖の差が激しい日が続いています。

こうした中、福岡市内で「春」を象徴するあの花が咲いているのが確認されました。

福岡市城南区にある幼稚園。

園舎の脇で花を咲かせていたのは…。

◆城南幼稚園 小林裕子園長
「あそこです。職員が『サクラが咲いている!』と言うから、みんなで『え~!』とか言って、外に出て見上げたら本当にサクラの花が咲いていてびっくりしました」

「春」を象徴するサクラ、ソメイヨシノです。

それも一輪だけではありません。

季節外れのサクラに園児たちも興味津々!

◆園児
「秋に咲くとは思わなかった。きれいだった」

◆城南幼稚園 小林裕子園長
「開園59年になりますけど、初めてです。ニュースで違う場所で(秋に)サクラが咲いたよと見ていたが、まさかうちの幼稚園のサクラの花も咲くとは、夢にも思っていなかった」

一体なぜこの時期に桜が咲いたのでしょうか。

福岡市植物園によりますとこの現象は「不時(ふじ)現象」また「狂い咲き」とも呼ばれています。

一時的に気温が下がりサクラが「冬が来た」と“勘違い”。

その後、暖かさが戻ると「春が来た」と“錯覚”し、花を咲かせたとみられています。

季節外れのサクラの開花。

気温の大きな変化に悩まされているのは私たちだけではないようです。

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