寒暖差が激しいこの季節、体がだるいなどの症状が出る方も多いのではないでしょうか。

それは夏バテならぬ「秋バテ」かもしれません。

夏が終わっても残暑が続く福岡。

日に日に寒暖差が激しくなり、体調に異変や不安を感じている人も多いようです。

◆街の人
「だるさとか朝起きづらいとかあります」

◆街の人
「温度差はしんどいと思います。体がついていかないというか」

◆街の人
「夏の暑いときとは別で、涼しいのになんかうーんみたいな、ちょっとエンジンかかるまで時間かかるなみたいな」

この時期に起こる体の不調。

だるさや頭痛は自律神経の乱れから来るいわゆる「秋バテ」かもしれません。

◆みみ・はな・のど せがわクリニック 瀬川祐一院長
「夏の間はすごい暑くて、エアコンの影響ですごく寒いという気温差を体が体調を整えるために自律神経がすごく活躍していた。そういう状態があって、かなり疲弊してるような体が状態で、体温調整が追いつかなくなっていく、そういう症状が出やすくなると言われている」

夏バテではなく「秋バテ」。

秋バテを防ぐには、食生活で旬の食材を取り入れるのが効果的だと言います。

◆みみ・はな・のど せがわクリニック 瀬川祐一院長
「腸内環境を整えるのも非常に大切なので、キノコ類だったり根菜類だったり、食物繊維が含まれている食べ物を食べていただくというのは一つの対策です。あとは一般的にはタンパク質とか、ビタミンミネラルが豊富な食べ物。非常にいいと思う」

今まさに収穫時期を迎えているサツマイモ。

全国に15店舗を展開するこの店の看板メニューは焼きいもです。

◆芋ぴっぴ。 森下祐花さん
「極蜜熟成焼き芋で、3カ月間長期熟成をすることで糖度50度以上という、ねっとり甘みの強いスイーツのような味わいになっている」

自慢の焼きいもを使ったメニューは全部で8種類。

サツマイモやムラサキイモなど使用する品種の甘味を生かしていてどれも人気の商品です。

◆芋ぴっぴ。 森下祐花さん
「(サツマイモには)ビタミンB1とヤラピンという成分が含まれているが、ビタミンB群が自律神経を整える効果があって、ヤラピンがサツマイモ特有の成分で整腸作用の効果があります」

そして、まもなく本格的な出荷を迎えるのが、福岡の野菜を代表する「博多かぶ」です。

光沢のある白さと大玉でふっくらした丸い身が特徴で、大きくきれいに育った葉っぱも食べることができます。

直径13センチほどの大きさまで成長し、年末までに約240トンの出荷を見込んでいます。

◆金武かぶ部会 冨永亮太部会長
「消化酵素のアミラーゼが含まれてまして、そういうのが秋バテに、疲れた胃腸に効くと言われています」

さっそく冨永さんに、博多かぶのおいしい食べ方を教えてもらいました。

◆金武かぶ部会 冨永亮太部会長
「こちら博多かぶの刺身になります」

◆記者リポート
「お刺身!」

◆金武かぶ部会 冨永亮太部会長
「うちのかぶは生でも食べられるのを売りにしている」

おすすめのかつお節と醤油をかけていただきます。

◆記者リポート
「では、いただきます。うん、すごいみずみずしいですね、すごくシャキシャキ、甘いし、おいしい、初めて食べました」

◆金武かぶ部会 冨永亮太部会長
「これが11月寒くなると、どんどん甘味が乗ってくるので、さらにおいしくなる」

秋の味覚で乗り切りたい「秋バテ」。

旬の食材をバランスよく取り入れて、腸内環境を整えることがカギと言えそうです。

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