長崎市の小学校で子どもたちが5カ月間育ててきたホタルの幼虫を、校内のビオトープに放しました。
校舎の建て替えに伴い、3年前に完成した通称「ホタル池」で2025年に淡い光が飛び交うか?初めての試みです。
今月18日、体長4ミリほどに成長したホタルの幼虫です。
今年5月下旬に中島川の上流、御手水川で採取した親ボタルの卵を返して育ててきました。
伊良林小学校では長崎大水害の翌年から毎年 犠牲者の慰霊のためホタルの飼育を続けています。
ホタル委員の子どもたちが毎日昼休みにエサのカワニナを与えます。
23日、伊良林小学校は校舎の建て替えに合わせて3年前、中庭にビオトープ通称「ホタル池」を設けました。
担当の百岳仁美 先生
「(ビオトープの環境は)薬は抜けて水質的にはよくなって来ている。生きものが生息できるのに適した環境になっている」
これまでは御手水川に幼虫を戻していましたが、今年は初めて「ホタル池」に入れてみることにして全校児童が見守る中、約50匹を放ちました。
ホタル委員の児童
「ちゃんと育ってほしいと思って放流しました」
「来年いっぱい飛ぶように祈って放流しました」
「飛んでくれるとうれしいです」
毎日懸命に世話をしてきた子供たちの願いにこたえて2025年5月に淡い光で舞う姿を見られるのか?
残り約100匹の幼虫は11月にふるさとの御手水川に帰すことにしています。
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