船橋特産の小松菜パウダーを使った「船橋ソーセージ(仮称)」を紹介する渡辺千亜希社長=船橋市で2024年9月27日午後2時8分、石塚孝志撮影

 千葉県船橋市のソーセージメーカーと同市立船橋高校の生徒たちが、船橋特産の小松菜とヘルシーな鶏胸肉を使った「船橋ソーセージ(仮称)」を開発した。市内のイベントなどで販売するほか、11月からはネット販売も予定している。

 開発したのは、同市で自家製ソーセージを作っている「ケイアンドティー」の渡辺千亜希社長(49)。授業の一環として持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶ、母校の同校商業科の生徒たちと特産ソーセージ開発に取り組んだ。

 完成したのは、主流の豚肉ではなく、高たんぱく、低カロリーの鶏の胸肉に、抗酸化作用のあるベータカロテンやビタミンC、鉄分など栄養豊富な船橋特産の小松菜のパウダーを使ったもの。色は同校のスクールカラーの緑だ。

 渡辺社長は、同校陸上部時代に、京都で行われた全国高校女子駅伝にアンカーとして出場し、全国優勝した経験がある。「とってもジューシーで、たんぱく質も多く取れるので、スポーツ選手にはぴったり。将来は、(第一次世界大戦のドイツ兵捕虜が製法を伝えたとされる)『習志野ソーセージ』と対決したい」と意気込む。

 同校はイベントなどでホットドッグとして販売するほか、同社はウェブサイトで、160グラム(4本入り)を750円程度で販売する予定。問い合わせは同社(047・461・0131)。【石塚孝志】

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