天童市の「天童グランドホテル舞鶴荘」が、山形地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約25億円に上る。

民間の信用調査会社・東京商工リサーチ山形支店によると、1986年に設立された「天童グランドホテル舞鶴荘」は、ピーク時の1995年には18億円を超える売り上げがあった。
しかし、新型コロナの影響で一時営業休止となったことを受け、2021年には売り上げが10分の1以下にまで落ち込んだ。

2020年には、当時の従業員の約8割を解雇してしのいだが、営業は厳しく、舞鶴荘は10月24日付けで山形地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約25億円。

ことし3月には舞鶴荘の土地・建物が競売にかけられ、宿泊事業を展開する東京の企業に落札された。
東京商工リサーチによると、現在は建物の改装工事が進んでいて、ことし12月下旬に新たな施設としてオープンする見込みだという。

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