「ヒラタケかと思った」。愛媛県の中予の山間部で採ったのは実は毒キノコ。この毒キノコを食べた6人がおう吐や吐き気などを訴え、松山市保健所は11月1日に食中毒と断定したと発表しました。毒キノコは「ツキヨタケ」と見られます。(写真:松山市保健所提供)

松山市保健所によりますと、食中毒になったのは松山市を含む中予の3家族6人です。このうちの1家族が10月30日、中予の山間部に行き木に生えていたキノコを食べられる「ヒラタケ」と思い採取。このキノコを知人にあげ、この知人を介して別の家族に渡りました。あわせて6人全員がこの日の夕方や夜に食べたところ、おう吐や吐き気などの症状を訴えました。

松山市保健所は発症者の症状や食べた状況などから食中毒と断定。食べたのは毒キノコの「ツキヨタケ」と見られています。「ツキヨタケ」は食後30分~1時間程でおう吐や下痢、腹痛などを起こし、食用の「ヒラタケ」「ムキタケ」「シイタケ」に間違われるということです。発症者のうち2人が入院しているものの全員が快方に向かっているとしています。食用のキノコだと確実に判断できない場合は「絶対採らない、食べない、売らない、人にあげない」と呼びかけています。

愛媛県内で毒キノコによる食中毒が発生したのは、この5年間で初めてです。

#愛媛県 #松山市 #中予 #食中毒 #毒キノコ #ツキヨタケ #ヒラタケ #保健所

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。