新型コロナ禍前のゴールデンウイークの出国ラッシュ=平成30年4月28日、成田空港

成田国際空港会社(成田市)は25日、大型連休を含む26日から5月6日までの11日間に成田空港の国際線を利用し、出入国するのは計83万5200人で、前年同期比で1・3倍に増えるとの見通しを発表した。同社は搭乗前の保安検査場が混雑するとみて、「早めに空港に来てほしい」と呼びかけている。

同社によると、11日間に43万8500人が海外に向かうとみている。出国のピークは27日で、5万1千人と推計した。翌28日には4万6100人が出国する見通しだ。円安の影響で、出国先には台湾や韓国、香港といった近場を選ぶ人が多いとみている。米ハワイやグアムといったリゾート地も根強い人気がある。

一方、入国は11日間に39万6700人と見込む。ピークは5月6日で、その日だけで4万6800人と予測する。前日の5日には4万3600人が入国するとみている。

出入国ともに、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の令和元年の4分の3程度に回復する。

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