新たな技術で離島の魅力が全国に届くでしょうか!ドローンと新幹線を組み合わせ、佐渡や粟島の海産物を首都圏へ運ぶ実証実験が行われました。
11月5日朝、新潟県佐渡市の港近くでドローンに積み込まれていたのは、特産の南蛮エビです。出発から約30分後…
【桶屋美圭アナウンサー】
「新潟市中央区の西海岸公園。今、ドローンが到着しました。運ばれてきたのは、ここから48km離れた佐渡の特産品です」
これは新たな物流ルートを開拓しようと、自治体やドローン会社などでつくる協議会がドローンと新幹線を組み合わせた輸送の実証実験として、去年に続き実施しました。
今回は佐渡に加えて、粟島の海産物も輸送。より悪天候に強く、高速な機体を使いました。離陸から着陸まで完全自動飛行が可能です。その後は新潟駅まで移動し…
【桶屋美圭アナウンサー】
「先ほどドローンで運ばれて来た南蛮エビをこれから新幹線に積み替えます。午前9時18分に佐渡を出て、約4時間で東京に届けられます」
佐渡の南蛮エビは午後1時半ごろ東京に到着し、県のアンテナショップ「THE NIIGATA」へ。
これまで約一日半かかっていた輸送はわずか5時間ほどへと大幅に短縮されました。
これまで流通が難しかった佐渡や粟島の特産品を首都圏に届けられることのほかにも期待されることが…
【AIRWINGS合同会社 林賢太 代表】
「今度は帰り便で、島に対して医薬品配送や血液製剤の輸送などを行っていきたい。これまでになかったサービス、価値を提供できると考えている」
協議会は今後、定時性などの課題を検討し、実用化を目指します。
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