日本酒や焼酎などの「伝統的酒造り」が、ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになりました。宮城県内の酒造関係者からも期待と喜びの声が聞かれました。
ユネスコの無形文化遺産に登録される見通しになった日本の「伝統的酒造り」。杜氏や蔵人などがこうじ菌を用いて、日本各地の気候風土に合わせて経験に基づき築き上げ、日本酒や焼酎、泡盛などの製造に受け継がれてきた伝統的な技術です。
ユネスコの評価機関はこの「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録するよう勧告しました。12月、パラグアイで開かれるユネスコ政府間委員会で正式に登録される見通しです。
宮城県酒造組合の会長、菅原昭彦さんです。気仙沼市で酒造会社「男山本店」を経営しています。
宮城県酒造組合(男山本店社長) 菅原昭彦会長
「手作りや伝統的な製法、特にこうじの文化が評価されているところがすばらしい点だと思っている。宮城県の日本酒は今回の無形文化遺産にふさわしい手作りでこうじをしっかり作っていく製法をやっている。これが世界にも認知が進むと同時に、国内や宮城県内でも日本酒の良さが伝わっていってほしいし、我々も一生懸命努力をしていきたい」
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