11月5日は「津波防災の日」です。これに合わせ岩手県洋野町の高校では津波や火災を想定した訓練が行われました。

洋野町の種市高校では毎年津波防災の日に合わせて防災訓練を実施していて、5日は全校生徒88人が参加しました。

生徒たちは、まず県立大学防災復興支援センターの杉安和也副センター長から津波など災害時の対応や震災からの復興について説明を受けました。

続いて体育館から火災が発生した想定で避難訓練が行われ、この後、生徒の代表が実際に消火器を使って消火訓練をしました。

更に2台のトラックを結ぶロープに付けられたビニールを津波に見立て津波の速さを体験する訓練が行われました。
生徒たちは時速36キロで迫ってくる津波に驚きながら、約100mを走って逃げましたが、逃げ切れたのはわずか3人でした。

参加した生徒
「津波の速さを体験してみて思った以上に速かったなと実感した」
「家庭科の授業とかの時に火事が起きたら消火器を使ったりしたいし、津波とか来るのを想定して早めに避難したいと」

種市高校では2025年以降も津波や火災を想定した訓練を続けていく方針です。

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