気温がぐっと下がり冬の足音が近づいてきた。こうした中、冬に活躍する「除雪車」の運転手の育成に向け、操作を学ぶシミュレータが全国で初めて秋田県と青森県で運用されることになった。
除雪車は操作が複雑だが、現在は1人乗りが主流のため、ベテラン運転手が一緒に乗って教えることはできない。育成に一役買うのが訓練用シミュレータだ。
国土交通省が開発し、秋田と青森で全国で初めて導入された。運転席や操作環境が再現されている。
飛世直樹アナウンサー:
「運転と同時にブレードの角度の調整など気にかけることが多く、運転には相当の技術が求められるのが分かる」
シミュレータの操作を体験した除雪車を運転して5年の運転手は、「細かいレバー操作や、どこを見て注意しないといけないかを広いモニターを使って確認できるので、役立つと思う」と話した。
国土交通省東北地方整備局東北技術事務所の佐藤英樹副所長は、「若手のオペレーター(運転手)の育成をシミュレータを通して行い、人材の確保に努めていきたい」と語った。
国土交通省は、主に国道で除雪にあたるが、自治体などから要請があれば対応する。
シミュレータは11月15日まで秋田県内で約50人が利用する予定。
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