茨城県の海岸で撮影された、波打ち際を行ったり来たりする鳥の姿。

群れになり波が押し寄せると、まるで子供たちにようにうわーっと逃げるように走り出しますが、波が引くと今度は全力で追いかけていきます。

撮影者:
ちょこちょこ走ってかわいいなと思いながら撮影しました。1羽だけ反対を向いて置いて行かれるやつがいたり。

撮影されたのはミユビシギと呼ばれる渡り鳥。
日本では秋から春にかけて、全国の砂浜などで見られるといいます。

一見、海辺で遊んでいるようにも見えますが、専門家に聞いてみると、生きるための大事な行動だというのです。

日本野鳥の会 自然保護室・奴賀俊光さん:
波打ち際にいる貝や甲殻類などをよく食べているので、行ったり来たりする行動がよく見られる。

ミユビシギが行ったり来たりしていたのは、波が引いたタイミングで砂浜に打ち上げられた貝やエビなどを食べるためだったのです。

また、群れで動くのは、外敵や餌を見つけやすくするためで、多い時には数百羽で行ったり来たりすることもあるそうです。

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