岩手県釜石市では11月8日、今シーズンのアワビ漁が解禁されました。
2024年はサイズが小ぶりなものが多く水揚げ量も少ない解禁日となりました。
今シーズン一番の冷え込みとなった8日朝の釜石市。唐丹地区では午前6時半から今シーズンのアワビ漁が始まりました。
漁師たちは箱メガネで海を覗きながらカギがついた長い竿を器用に扱いアワビを採っていました。
唐丹町漁協によりますと、2024年は海水温が高かった影響で餌となる海藻が少なかったためかサイズは小ぶりな物が多いということです。
また8日の水揚げ量は530キロと2023年の解禁日に比べ3分の1以下にとどまりました。
県漁連によりますと、県全体のアワビの水揚げ量は近年低い水準が続いていて2007年の424tをピークに年々減り続け、2023年は101tとピーク時の4分の1ほどに落ち込んでいます。
漁業者からは「過去最低(の水揚げ)です」、「ダメだ、全然何もなし」などの声が聞かれました。
唐丹町漁協 木村嘉人組合長
「県で最初なので水揚げに期待したが最悪。波は少し高かったが磯焼けか(原因は)難しい」
唐丹町漁協では11月にあと2回アワビ漁を行う予定です。
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